実際、銅の熱伝導率はアルミよりも高いですが、問題となる特性は熱伝達率です。熱伝達率とは、単位面積当たりの熱の伝達量を表すもので、W/(m2K)という単位で測定されます。つまり、アルミ板を使用する吸収板メーカーは、多少厚めの板を使用することで補正を行い、それにより銅製吸収板と同等の熱伝達特性を得ているのです。アルミによるソリューションは、銅製吸収板と比べて、それでもまだ大幅に軽量であり低コストであるということは指摘しなければなりません。
吸収板において、管材料の熱伝達率は、総熱伝達量のごくわずかにしか影響を与えません。つまりオールアルミ製吸収板の性能は、従来の銅管を用いた吸収板に十分匹敵するものです。また、銅管に比べてアルミ管の肉厚が増加していても、実際には吸収板の性能に影響はありません。これは、管から液体への熱伝達がボトルネックであるためです。